多様化時代に向けて

太平洋戦争が終了し、日本にも個人主義が浸透したと言えるでしょう。
もちろん、戦争までも、個人主義の考え方がありましたが、より強くなったのが戦後でしょう。
それが当たり前になったのが、1980年代であり、今では個人主義を前提とした社会のあり方が、当然のようにもなっています。
そのため、各個人がそれぞれの価値観を持ちながら仕事に従事しています。
ある人は一般企業に勤めているでしょうし、ある人は公務員かもしれません。
また、ある人は、どこにも所属することなく、完全フリーで働いているかもしれません。
これだけでも、多種多様な働き方があります。
そのため、今では独立開業も珍しくはなく、自分のオフィスを構えることも、当然のような時代でしょう。
しかし、そうであるからこそ、経営を続けていくのが難しいとも言えます。
このサイトでも、医師についてお話しましたが、誰しもが個人医院の経営で成功するとは限りません。
また、弁護士事務所であっても、順風満帆とは行かず、途中で廃業してしまう可能性があります。
権威のある資格を持ったとしても、それを活かすには、それなりの努力が必要でしょう。
そうであっても、独立して業務を行うことは、組織の一員というよりは、組織を運用していく立場です。
したがって、自分の望みを叶えやすい状況にあることは言うまでもないでしょう。
もちろん、そうだからと言って、わがまま放題で業務を進めて良いとは限りません。
いずれにせよ、現在は多様化時代です。
今後もこの流れのままに時代が進んで行くのでは、と考えられています。